英語だと、モノの名前にaやan、theがつきますよね?
名前の前に、冠(かんむり)みたいにつくから、このaやan、theのことを「冠詞(かんし)」と呼びます。
でも、どういう時にaを使って、どういう時にthe を使うのか、今ひとつよくわからないですよね?!
「適当につければいいんじゃない?」と思う方も多いでしょうが、実はネイティブは厳密に使い分けています!
【a/anはどういうもの?】
aやan は、学校では「ある1つのもの」と習ったと思います。 でもネイティブからすると「どれでもいいものの1つ」というニュアンスになります。
aやan の場合、この「どれでもいいもの」という感覚が、と〜っても重要です!
「パリのアメリカ人」というミュージカルがありますが、このタイトルは An American in Paris です。
どうして The American in Paris ではないのでしょうか?
実はこれ、An American in Paris と言うことで 「特に誰と指定しない、パリに大勢いるアメリカ人の1人」という意味になるからです!
この映画は、パリに暮らす「あるアメリカ人」を取り上げたものなので、aまたはanにしなければ、その「どれでもいいニュアンス」を出せないのです。
そして「どれでもいいもの」だからこそ、aやanは「不定冠詞」とも呼ばれるのです^^
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